
来馬2か月目後半の記録です。インターに通いだし数週間が経った頃、息子と私の移住生活2か月目_その①で記載の通り、息子のコロナ感染により息子のクラスはオンライン授業への切り替えとなりました。その時初めて、他のお子さんの各教科に対する習熟度の高さと積極的な発言態度を目のあたりにし、一人愕然としたのを今でも覚えています。そして、このままだと息子、落ちこぼれるかも?と急に危機感さえも感じました。
どんな授業をしていたのか、少しご紹介いたしますね。
Year1(5歳~6歳)Mathsの学習アプローチ ※当時息子は日本でいう年中の学年
算数の授業の一コマ(下の写真参照)
青、赤、黄、緑のおはじきがあります。
子供たちは毎日好きな色のおはじきの色を先生に伝え、先生は「青」「赤」「黄」「緑」のそれぞれの数をホワイトボードに記載します。今日はこの数になりました▼
おはじきの数 ⇒ 「青:15」「赤:8」「黄:13」「緑:5」
そして、先生は、生徒にその数の合計(Answer)とどうやってその数を導いたか(Strategy)を問います。
(日々、各色の数は多くなっていきます)

生徒はそれぞれ自分が計算した流れを説明します。

ある子は、前から順番に足します。別の子は、一の位を先に足して、次に十の位を足します。また別の子は、10を作り計算をしやすくします。
このように、毎日、どんどん大きくなる数字を子供たちはどうやって説くと一番簡単に答えに辿り着けるのかを考え、みんなの前で発表します。
そう、考え方は何通りもあるのです。
日本のように決められたやり方で答えを導くのではなく、発想力豊かにMathsに取り組む学習アプローチは日本とは異なりますね。

この時点で、まず2ケタ計算をすごいスピードで計算できることに驚き。そして、自分の戦略(考え方)を皆の前できっちり発表できることに更に驚き、ショックを受けました💦
そして、次に驚いたのが、クラスを3つに分け、少人数制ですでにレッスンが始まっていました。
息子は、12人中5番目。Group2に入ってました💦
しかし、クラスメイトの前で発表なんて全然できません。家で発表する発表する時のフレーズの練習から始めました。
「I have Two strategy. One is~~~. and the 2nd one is~~~~~.」
「First, 〇 add 〇 equal 〇」
「At last, I add all the numbers altogether」
など。フレーズさえ理解できれば、何とか発言できるレベルまでになりました。
Readingはイギリス式カリキュラムでは一番重要
イギリス式カリキュラムでは、幼少期からの読書が強く推奨されています。息子のインターでもOxford Readingを基本に様々な本をライブラリーから借り日々自宅で本を読みます。

「あれ?この色のカラーバンドは何だろう?」ふといつも借りてくる本についているカラーバンドが気になりました。クラスメイトのママ友に尋ねると、それぞれの生徒の読解レベルに応じて色分けされているのよ。と教えていただきました。
「え?これもすでにレベル分けされているの?」とこれまた唖然・・・。
このカラーバンドの仕様はイギリス式インターでは一般的に様です。
当時の息子は、Light Blue。当時Year1、5歳後半。オントラックで進んでました。

よかった~。年齢相応のカラーバンド💦なんだか、ほっとしたのを覚えています。
一方、同じクラスの子の一部は、Gold、Purpleまで進んでいる子もいました。息子は、12人中4番目。

この他にも、Phonics、Swimmingなどレベル分けレッスンが実施されていました。
焦ります💦そして、やはり上位は英語を母国語とするネイティブのお子さんが占めているのです。
言語レベルからの影響か~💦と英語力の必要性をとても痛感した瞬間でした。
全ての教科の土台は英語力
これを思い知らされ、「まず英語力のスキルアップをしないと!」と考えが定まり、色々試行錯誤しながら英語学習に取り組みが始まります。
英語力ってどうやって伸ばす?
- 英語塾に通う
- 今日1日学校であったことを英語で説明する
- 英語の本を読む
- ネットフリックスで英語の動画を見る(英語ならどんな番組でもOKルール)
■英語塾に通う
モントキアラではいくつか英語塾と呼ばれるスクールがあります。その多くは、日系、韓国系のスクールです。
息子は、英語はそれなりに話せましたが、特に時制、人称などの基本的な文法がまだ定着していませんでした。そのまま放置でも自然と強制はされていくと思いましたが、焦りもあり短期で集中して理解を深めたく、韓国系の英語学習塾に通いました。
以下、英語塾の一例です。
■ Forest English Center
■ Elite English Center
■ Lamp English Canter
以下、授業のElite授業のサンプルです。※Lampに最初通いましたが、1時間半の授業なのに1時間くらいで終わって、先生が怠けているのを見る事も多く、すぐに退会しました💦
Grammar, Writing, readingとそれぞれ学びます。





今までなんとなく話していたものが、文章の構造を理解したことで点が線でつながったような感覚になったようです。
■今日1日学校であったことを英語で説明する
体験談に基づく話をすることが一番、新しい語彙を増やすには良い練習になります。これは、物事を詳しく説明する事と時制の練習になります。最近は、オンライン英会話Cambly Kidsを再開したので、先生にお願いし毎回授業の前に学校で何があったのかを聞くようにお願いしてます。(ラクになりましたw)
我が家のオンライン英会話
■英語の本を読む
課題図書だけでも週に10冊以上持ち帰りますが、家に本があふれた状態にした方が良いと思い、Lazada(マレーシアの楽天みたいなサイト)で大量に本を買いました。マレーシアの英語本はおそらく(?)海賊版だと思われます。
このOxford Reading Tree 費用:RM55(約1500円)ほどで購入しました。紙質が若干違うくらいで中身は全く同じですので、どんどん私は気にせず買いました。



このように、日々を英語漬けにする事により、息子の語彙や表現力はどんどん上達していきました。

英語を始めたばかりのお子さんは、まずOxford Reading Treeから読み始めることをお勧めします。これは、イギリスの約80%以上の小学校で 「国語の教科書」 としても採用されている絵本シリーズです
最後に、教育移住後、お子さんがインターに転入し、周りのお子さんがとても優秀に感じたり、お子さんがテストでなかなか良い点数が取れないのは、「学力の差」ではなく、「英語力の差」だけです。勿論優秀なお子さんはいますが、英語力さえ改善したら、日本にいた時同様に自信を持って良い成績が取れるようになります。
まず移住後考えることは、英語力を伸ばすことです。
どなたかの参考になれば幸いです。
さて、次は、マレーシア教育移住3か月目をお届けします。まさかの骨折!?その時の記事です↓
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