幼児期からの英語学習で、動画はリスニング力や英語耳を育てる大きな助けになります。息子も、アニメや教育番組を活用して、英語の音やリズムに自然に触れる習慣を作ってきました。
ただし、動画学習には落とし穴もあります。間違った使い方をすると、学習効果が下がったり、視聴の安全面で不安が出ることも…。ここでは 「子どもが安全に楽しみながら英語を学べる動画活用法」 を詳しく解説します。
動画学習で得られる3つのメリット
1. ネイティブの発音やイントネーションに触れられる

幼児期は耳が柔らかく、正しい発音やリズムを自然に身につけやすい時期です。動画を通してネイティブスピーカーの発音を聞くことで、リスニング力や英語耳が飛躍的に伸びます。また 複数のアクセントや話し方に触れることで、実際の会話でも自然に理解できる力を育てることが可能です。
楽しみながら英語を学べる

動画の最大の魅力は、子どもが夢中になりながら学べることです。単語カードやテキストだけでは退屈に感じる学習も、映像・音楽・ストーリーが加わることで自然と吸収できます。ストーリー性のある動画は、言葉の意味や使い方を体感的に学べる点でも優秀です。
実践的なフレーズや文脈を学べる

動画では、日常会話やシーン別のフレーズを映像と一緒に学べます。たとえば「Could you help me, please?」のような表現も、キャラクターの行動や状況と結びつけて覚えられるので定着率が高いです。会話のテンポや感情表現、ジェスチャーまで学べるのも、動画ならではのメリットです。
幼児英語におすすめの動画教材
Alphablocks
Alphablocksは、イギリスのBBCが制作した教育番組で、子どもたちが英語のアルファベットと発音の基本を楽しく学べるシリーズ。アルファベットごとのキャラクターが登場し、音の組み合わせで単語を作るストーリー展開が特徴的です。歌やリズムを取り入れた構成で、フォニックス学習の入門に最適!
Numberblocks
Numberblocksはイギリス発の教育番組で、BBCが制作しています。このシリーズは幼児教育向けに作られ、数の概念や基本的な数学のスキルを楽しく学べるよう作られています。カラフルで個性豊かなキャラクターたちが、それぞれ数字に対応していて、視覚的にも子どもたちの興味を引きやすいのが特徴。リスニング力を養いながら数学の基礎も学べる点が大きな魅力です。
Colorblocks
Colorblocksは、NumberblocksやAlphablocksのクリエイターによるシリーズで、色をテーマにした教育的なアニメ。この番組は、イギリスのCBeebiesで放送されていて、子どもたちが色の名前、混色、色の分類などを楽しく学べる内容になっています。カラフルで魅力的なキャラクターが登場し、歌や遊びを通じて色彩の基礎を学べるのが特徴。
National Geographic Kids
National Geographic Kidsは、アメリカ発の子ども向け教育チャンネルです!自然、動物、科学など、ワクワクする内容がいっぱい!好奇心を育てながら英語にも親しめるのが魅力です。関連書籍も多数出版されているので、動画とあわせて楽しむことでさらに学びが深まります!
動画学習の落とし穴と注意点

1.広告や不適切なコンテンツ
YouTubeなどの無料動画には、子ども向けに見えても不適切な広告が入ることがあります。
対策: YouTube Kidsや広告なしの有料サービス(Netflix、Disney+、YouTube Premium)を利用。
2.時間管理が難しいオートプレイ
オートプレイ機能で「あと1本」が3本、4本…と延びる危険があります。
対策: タイマーやアプリで時間を設定し、動画視聴後に絵本やアクティビティを組み合わせる。
3.受け身学習になりやすい
ただ眺めるだけでは学びが深まりません。
対策: 動画後に親子で会話したり、ロールプレイや絵にして表現するなどアウトプットの時間を設ける。
動画学習と読書を組み合わせて効果倍増
わが家の安全で効果的な視聴ルールはこちら。
- 1日30分〜1時間を目安に視聴
- 視聴前にタイマーで時間を設定
- 「あと10分見たら絵本タイム」など具体的な約束を設定
- 週末や余裕があるときに親子で一緒に視聴して内容を確認
こうすることで、動画を安全に楽しみながら、自己管理力も自然に育てられます。動画はリスニング力や英語耳を育てる強力なツールですが、読書習慣と組み合わせることでさらに学習効果が高まります。
動画で耳を鍛え、絵本で読解力や語彙力を育てる。この両輪で、幼児英語の学びをより豊かに、安全に そして楽しく進めることができるのです。